BCon®の公開講座(他流試合型研修)の特長

BCon®の公開講座(他流試合型研修)の特長

「他社の参加者と合同で行う“他流試合型研修”に興味はあるけれど、自社にとってどんな効果があるのか分からない」とお感じの経営者や人事の方も多いのではないでしょうか。近年、企業内研修だけでは得られない視点や刺激を求め、異業種・他社の参加者と学び合う“他流試合型研修”を取り入れる企業が増えています。

BCon®の公開講座は、学習効果を高められる場を提供し、体験学習を通じて、参加者のリーダーシップを育みます。

本記事では、他流試合型研修のメリット、BCon®の公開講座の特長と選び方について、順を追ってご紹介します。貴社のリーダー育成のお役に立てれば幸いです。

目次

    他流試合型研修とは

    他流試合型研修とは、さまざまな企業に所属する受講者とともに学ぶ、合同型の研修です。異業種交流と呼ばれることもあり、新入社員から役員層まで幅広い層を対象に、多様なテーマ・期間で開催されています。
    多くの企業では、人材育成の基本として社内メンバーのみで行う企業内研修が一般的ですが、これに対して他流試合型研修には、以下の4つのメリットがあります。

    他流試合型研修に参加するメリット

    新しい視点とアイデアの獲得

    異なる業界や企業文化で仕事をする人々とのディスカッションは、ものごとを捉える新たな視点やアイデアをもたらします。自身の業界の常識や思い込みに気づき、これまでと異なる洞察を得ることができます。

    ネットワーキング

    他社の人との交流を通じて、人脈を広げることができます。継続的に互いの小さな成功体験や悩みを共有できる仲間が社外にいることは励みになります。また個人間の協働にとどまらず、組織間のコラボレーションにつなげるのに役立ちます。

    課題解決力の向上

    自分とは異なる意見を持つ他者と議論を交わす中で時には葛藤を乗り越え、話し合い、協力することは互いの学びになります。職場を離れて、利害関係のない他者との間で普段とは異なるコミュニケーションや行動を試しやすくなります。

    自己成長と自己理解

    研修を通して、自分の考えや取り組みに対して、他者から率直なフィードバックを受けることができます。他者から見た自分に触れ、客観的に自己の言動を振り返ることで、強みや啓発点を見い出す機会になります。

    日常の職場を離れ、他社の人々と共に研修を受けることは、人材育成において大きな刺激となり、こうしたメリットを活かせる「他流試合型研修」は、効果的な育成手法の一つといえます。

    BCon®では、お客さまの人材育成を支援する質の高い他流試合型研修の機会として「公開講座」を開催しています。参加者の目的や階層に応じた複数の講座を年間を通じて提供しており、毎年1,000名を超える方々にご参加いただいています。

    BCon®の公開講座の特長

    弊社の公開講座の主な特長を6つご紹介します。

    対象者の目的に応じたテーマで参加可能

    新入社員から経営幹部候補まで、さまざまな階層や目的に応じ、約20種類の講座を開催しています。

    ・自身の思考の癖や偏りに気付き、多面的なものの見方や考え方を身に付けさせたい
    ・視座を高めて、さまざまな変化に適応できる組織開発力や事業推進力を身に付けさせたい
    ・財務感覚を身に付けながら経営意思決定力を啓発してもらいたい
    など、強化したいテーマに合わせて、講座を選択いただけます。

    公開講座の詳細については、一覧ページからご確認ください。

    講座品質を保ち、学びを促すコンサルタント陣

    経験豊富なコンサルタントが講師を務めており、どの講座においても一貫した品質で運営できる体制を整えています。

    情報提供や実習の提示・振り返り等を進めるといったことだけがコンサルタントの役割ではありません。講座目的や参加者の傾向に合わせて、緊張を和らげる声掛けや自然な会話で参加のハードルを下げます。適切なタイミングを見定めて、個人として、グループとしての学習が促進されるようフィードバックや声掛け等を行います。弊社コンサルタントは、コンテント面とプロセス面の双方で、参加者の気づき・学びを引き出せるよう、社内トレーニングを受けています。

    参加者同士の気付きや学びを促す心理的に安全な場づくり

    参加者が互いの成長を促進するための場を充実させています。

    すべての研修において、気づいたことを伝え合う機会を十分に設け、指摘をする側と受ける側の双方が心理的な安全性を感じられるよう配慮しています。公開講座の参加者には利害関係が無く、率直に指摘し合うことができるため「社内や同じ文化で育った仲間からは得られない、新たな気付きがあった」とご好評をいただいています。

    新たな行動へのきっかけとなる振り返り学習のアプローチ

    課題を解決するためにどうするべきか、頭では理解できていても、実際に行動に反映できるとは限りません。弊社の公開講座ではそのギャップに焦点を当て、自分の行動の背景にある思いや考えを理解するためのサポートをします。

    参加者同士のフィードバックでは、自分自身では気付けていなかった強みや啓発点に目を向けることができるようになります。診断ツールやフレームワークを活用しながら、参加者が自らの経験を振り返り、自己理解を深めることで、新たな行動につなげることを目指します。

    参加組織は毎年500組織以上

    弊社の公開講座は、幅広い業種、業界から多くの方にご参加いただいております。なかには「他の参加者と関わることで視野が広がり、多くの気付きが得られる」と、毎年参加されている組織もあります。

    一部を除き、多くの講座で、各回40~70名、20~45組織の方々に参加いただいています。年間の参加組織数は500組織以上におよび、直近5年間では、約7000名の方に参加いただきました(宿泊型とオンライン型9講座合計、のべ人数)。

    長年にわたる開催実績

    半世紀にわたる歴史と実績も、弊社の公開講座の特長です。
    次期経営者候補者を対象としたELP®(エグゼクティブ・リーダーシップ・プログラム)は、1969年から50年以上にわたって開催してきました。公開講座の中で、最も長い歴史を持つ講座です。この他、上級管理職層を対象にしたMDP(マネジメント・ディベロップメント・プログラム)やODL®(オーガニゼーション・ディベロップメント・プログラム)といった講座も、30~50年にわたり開催しています。

    いずれの講座も基盤となるコンセプトを受け継ぎつつ、継続的に内容の見直しを行っています。行動科学をベースにしながら、講座のレベルアップを図り、ケース討議の内容(課題)を検討。参加者の目的や状況に合わせて開催ごとに進行方法や情報提供の内容をカスタマイズするなど、さらに質の高い他流試合の場にするため、細やかなアップデートを重ねています。

    公開講座の選び方

    公開講座は、対象となる階層や受講目的に応じてお選びいただくことをおすすめしています。
    下記に、各講座の推奨階層と、講座ごとのキーワード・テーマを掲載しています。(今回は公開講座の中からリーダー育成に適したおすすめの講座を抜粋してご紹介しています。)
    なお、推奨階層はあくまで目安であり、該当しない場合でもご参加いただけます。お気軽にお問い合わせください。

    講座名
    キーワード・テーマ
    役員
    部長
    課長
    係長

    主任
    深い自己理解と、社会的知性・感情的知性の啓発を通じた人間力向上
    対象
    対象
     
     
    組織の方向性を示し導く、経営リーダーシップの啓発
    対象
    対象
     
     
    ケースメソッドによるマネジメント観の変革・拡大
    対象
    対象
    対象
     
    組織の変革推進者としての実践力向上
    対象
    対象
    対象
     
    経営意思決定力・財務分析スキルの向上
    対象
    対象
    対象
     
    自己理解を深め、対人関係の効果性を高める
     
    対象
    対象
    対象
    顧客価値創造マインド・バックキャスト思考の啓発
     
    対象
    対象
    対象
    多様なメンバーからなるチームの効果性を高めるマネジメントスキルの啓発
     
    対象
    対象
    対象
    自分らしい強みをいかす、女性のためのリーダーシップ開発
     
     
    対象
    対象

    弊社が提供する公開講座の一覧は、こちらからご確認ください。

    公開講座についてよくあるご質問

    宿泊型研修に参加すると、業務に支障が出てしまいそうで不安です。本当に受講する価値はあるのでしょうか?

    はい、それだけの価値があります。各講座では、日常業務から離れるからこそ得られる深い学びと行動変容の機会を提供しています。例えば4日間の講座では、それぞれに学習のストーリーがあります。自己開示し、他者との学びの中で自己理解を深め、自分自身の啓発課題を受容するまでには、一定の時間を要します。「実践→振り返り→気づき→新たな実践」と学習のサイクルを回すことで、新たな行動へのチャレンジを促します。

    初対面の参加者との関係構築や自己開示を通じて、自分では気づきにくい課題が明らかになり、それに向き合うことで変化のきっかけが生まれます。仕事を一時的に離れてでも、自分自身と深く向き合い、職場に持ち帰れる気づきと学びを得られる貴重な機会です。

    参加者のマネジメント経験や職務経験が気になります。経験に差があると、学びに影響が出ませんか?

    ご安心ください。弊社ではお申し込み前に、営業やコンサルタントが丁寧なヒアリングを行い、参加対象者の啓発課題や組織からのご期待を確認しています。そのため、年齢や役職に幅があっても、学びへの姿勢や課題意識の面で大きな差が出ないよう配慮しています。

    また、研修当日のグループ分けについても、年齢・役職・ご経験・参加目的などを総合的に考慮し、参加者同士が学び合える構成としています。こうした工夫により、互いに刺激し合いながら成長できる場となるよう設計されています。

    次期幹部候補として期待している人材がいるのですが、どの講座を選べばよいかわかりません。一緒に選定することは可能ですか?

    営業やコンサルタントが対象者への期待や啓発課題を伺い、最適な講座を選定いたします。個人診断や個人面談などにより(別途費用)、対象者の強みや啓発ポイントを明らかにした上で、講座を選定することも可能です。

    講座に参加しても、職場での実践や行動変容につながるか心配です。講座後のフォローはありますか?

    講座終了後も、ご希望によりコンサルタントのコーチングを受けることが可能です。(別途費用)

    公開講座の最終日には、受講者一人ひとりが今後の行動計画を策定します。その後、職場に戻って1カ月間実践いただいたうえで、コンサルタントが進捗確認や振り返り、次回に向けた目標設定のサポートをします。複数回フォローの機会を設けることで、現場で定着できるよう継続的に支援します。

    【ISIおよびWLPの場合】パッケージとしてフォローアップを組み込んでいます。受講後に職場実践期間を経て、再度受講する仕組みとしており、学びを職場で活かすアプローチを展開しています。

    ご相談・お問い合わせ

    他流試合型研修である公開講座は、自社だけでは得られない気づきや学びを得られる貴重な機会であると同時に、研修を企画・運営するご担当者の負担を軽減できる手段としてもご活用いただけます。効率的かつ効果的な人材育成を実現する方法として、是非ご検討ください。

    「社内研修だけでなく、公開講座の活用も検討したい」「リーダー候補者の選定や、育成設計から相談したい」など、人材育成や組織開発に関するご相談も承っております。
    ご相談や事例紹介をご希望の方は、下記のボタンよりお気軽にお問い合わせください。