セルフエスティーム(自己肯定感)

セルフエスティーム (自己肯定感)-Self Esteem- とは

  • セルフエスティーム研究の第一人者であるウィル・シュッツ博士は、セルフエスティームを「自分としても誇りに思い、他者からも充分に認められるであろうという自負心・自尊心」と定義しています
  • 「優秀な人たちが集まっているのに、なぜかパフォーマンスが上がらない」「若手の離職率が高くなっている。職場に活気がない。」「ミスばかり起こる」「メンタルヘルス上の問題が後をたたない」…このような問題の背景には、セルフエスティームの低下が関係しているか もしれません
  • 高いセルフエスティームは、良い結果を出す原動力です。組織全体を活性化させ、生産性を向上させると考えられます。弊社では個人と集団・組織のさまざまな問題を解決する鍵を握るものとして位置づけています

個人の能力開発と集団・組織の生産性向上への活用

シュッツ博士は、セルフエスティームの概念を中核にした、個人の能力開発と集団・組織の生産性向上の促進のためのプログラムを開発しました。 個人の能力発揮や集団の生産性は本人(達)自身の「選択」によって決定づけられているという仮説に基づき、自己への気づき(いかなる人間か、どのようにありたいのか)を促進し、受容し、行動や指向性の変革を自分(達)で決定し、実践していくための諸概念やアプリケーションを弊社では提供しています

セルフエスティームの概念を活用した研修プログラム例

セルフエスティームは、先述のように個人の能力や集団・組織の生産性を向上する上で中核になる概念です。したがって、階層別研修や職種別研修、目的別研修など様々な研修にアレンジすることが可能です。カスタマイズについては下記からお問い合わせください

階層別研修

管理職研修 『部下のモチベーション向上と職場の活性化へ向けて』

  • 競争が激化する昨今、少ない人員で質の高い仕事が求められています。また、雇用形態の選択肢も増え、部下のモチベーションを向上する手段も一辺倒では効果的ではありません。自分はどんなリーダーなのか、メンバーにどんな影響を与えているのか、また自分の行動は生産的なのか、特に1+1=2ではない相乗効果を上げる環境がつくり出せているのか、そのためには自分の何を変えればいいのかを掴むことをねらいとしています

中堅社員研修 『自立型人材になるために』

  • ついつい忙しい日々の業務に追われていると、これという充実感が得られなかったり、疲弊してしまうことがあります。視点を少し上げて、外部の環境変化とその中で何が期待されているかを明確にして、それらの期待に効果的に対応していける自分なのかを点検し、変化に柔軟に対応していく姿勢をセルフマネジメ ントできる人材(=自立型人材)となることをねらいとしています

若手社員研修 『問題や対人関係への積極性を伸ばし一人前のビジネスパーソンへ』

  • まだまだ組織の中で半人前であり、充分な成果や影響力を組織や周囲に対して与えることができていない時期は誰しもあります。この時期にセルフエスティームが低くなる癖(「だいたい○○は…、だから仕方ない」)がついてしまうと、後々の成長に悪影響を与えてしまいます。そこで、セルフエスティームを高め、逆境にめげない心のあり方を掴んでおくことで、今後の様々な問題への対処方を身につけることをねらいとしています

職種別研修

営業パーソン研修 『モチベーションを向上し、より一層“売れる営業”へ』

  • 営業スキル教育は十分に実施してきたのに成果が見られない場合には、メンタルな側面へのアプローチが不十分である可能性があります。件数を数多く廻らないのは…、踏み込んで提案しないのは…、クロージングをなかなか行わないのは…、その背景にある自己の無意識のパターンやこだわりに気づくことで行動の柔軟性を磨き、売り上げを伸ばせる営業に変わることをねらいとしています

システムエンジニア研修 『プロジェクトを効果的に進めていくために』

  • 納期のプレッシャーや過重労働、プロジェクト型の仕事の進め方と人間関係の希薄化、顧客との折衝や交渉、などSEの方を取り巻く環境はストレス要因が多くなっています。メンタルな問題に至らないようにセルフマネジメントによるモチベーションを上げて、プロジェクトの生産性に寄与していくSEとなることをねらいとしています

CS研修 『お客さま満足を高めるために』

  • お客さまの真の満足を得るには、お客さまのセルフエスティームを向上することが必要不可欠です。セルフエスティームのコンセプトにもとづいて考えれば、 様々な場面で取るべき行動・とってはならない行動が明確になります。接遇マナーの向上を図ることは最低レベルとして必要ですが、一般的には不満をなくすレベルでしかありません。更なる心の満足のためには、セルフエスティームを高めるアプローチが必要です。セルフエスティームの低いスタッフに、お客さまのセルフエスティームを満たすことはできません。自分自身のセルフエスティームを高め、お客さまのセルフエスティームを高めるためのアプローチを学習すること をねらいとしています

目的別研修

キャリアプラン・ライフプラン研修 『自己理解を深め、将来像を明確にする』

  • キャリアプラン・ライフプラン研修では、自己理解の位置づけとして活用されていることが多いです。セルフエスティームのコンセプトを用いて、現在の自分の行動パターンや他者とのつき合い方などに気づいて、将来どうありたいかを検討します

配転者研修

  • 配転者問題で非常に重要なことは、新しい仕事に対するモチベーションの維持向上をどれだけ充分に行えるかです。これがうまくいかないと、「自分はついていない」、「もう必要とされていない」などといったマイナスのエネルギーばかりを生み出してしまいます。配置転換を行う時期には、特にそうした配置転換者 の心理を理解して、モチベーションの維持向上をしっかりと行うことが大切です

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