生産性向上とは
本コラムで「生産性向上」は、企業活動における労働生産性を向上させるという意味合いでご案内します。
労働生産性は、従業員一人ひとりの仕事によって生み出される価値(付加価値)の大きさを指し、業務の効率性を測る尺度となるものです。
生産性向上のためには、仕事量に対して得られる成果が小さく付加価値が低い業務を断捨離(廃止)し、より付加価値の高い業務へとシフトしていくことが求められます。
また、現時点で取り組んでいる仕事を可視化し、業務の無理・無駄・むらを削減するための改善を積み重ねていくことも生産性向上につながります。
ウェルビーイングとは
ウェルビーイングとは、簡単に言うと「幸福な状態」のことを指します。ただ、一時的な「うれしい」「幸せ」といった感情ではなく、身体的、精神的、そして社会的にも満たされた、より長期的に感じる幸せのことを指します。
従業員のウェルビーイングが高い組織は、一人ひとりのパフォーマンスを向上させることができ、組織力の強化や生産性の向上にもつながります。
働き方改革を進める上で、生産性向上は不可欠であり、非常に重要です。しかし、生産性向上だけに偏った取り組みを進めてしまうと組織全体や、そこで働く個人が疲弊してしまいます。
そのため、長期的な視点を持って働き方改革を進めるためには、生産性向上とともにウェルビーイングを意識した組織づくりが非常に重要になります。