ハラスメント予防研修 ~職場ぐるみハラスメント予防研修~
どんなに制度を整え、ルールや知識の徹底を図っても、職場において誰もが率直なやり取りができる雰囲気がなければ、ハラスメントの芽や不祥事の温床は残り続けます。
この研修は、部署・チーム単位という「職場ぐるみ」で実施することが特徴です。実際の職場にある人間関係、対話のあり方、各々が感じている雰囲気をメンバー全員で見つめ直し、オープンで安心感のある職場づくりを目指します。参加者一人ひとりが自分の他のメンバーへの関わり方を振り返り、互いの価値観に触れることで「安心して話せる関係」や「互いに聴き合う姿勢」を育むきっかけになります。
研修当日だけにととまらず、その後の職場での対話や行動変容のきっかけとして効果を発揮する、実践的なプログラムです。
対象者
こんなお悩みありませんか
職場で本音が言いにくい、率直な意見が出ない
仕事上の立場や関係性にとらわれず、本音を話せる安心感がないと、職場のコミュニケーションは活性化しません。研修では、対話体験とふりかえりを通じて、率直なやり取りができる関係づくりの第一歩を踏み出します。
おかしい、誤っているのではと感じたことを指摘したり、違和感を口にしたりすると“浮く空気”がある
「言うべきことを我慢する」「見て見ぬふりをする」ことが常態化すると、ハラスメントや不祥事のリスクが高まります。実際のケースをもとに沈黙の構造を学び、メンバー全員で職場の規範を見直します。
同じ職場にいるものの、相互理解が進まない。その結果、職場に活気や連携が生まれにくい
業務上のやりとりはあっても、考え方や価値観についての理解が乏しいと、関係が形式的になりがちです。外部コンサルタントが適切に介入することで、役職を越えた対話が促進され、互いの人となりを知り合い、信頼関係を築くきっかけが生まれます。また、傾聴や承認の演習を通じて、メンバー同士の関係の質を高め、協働しやすい職場風土を育てます。
プログラム概要
研修のねらい
- 職場の雰囲気や関係性に潜む課題をチーム全体で見える化する
- 職場における安心感や話しやすさの重要性を体感的に学ぶ
- お互いの価値観や考え方に触れ、関係の質を高める
- 研修後、職場での継続的な対話と改善行動が自然に生まれるきっかけをつくる
対象者
- チームの関係性や風土をより良くしたいと考えている組織・職場
- ハラスメントや対話不足に課題を感じている職場
- 同じ部署・職場・拠点など、メンバー全員での受講を希望するチーム
※管理職から一般社員までを含む混成チームでの実施も可能です
特徴
本研修は、部署やチーム単位で職場風土そのものに向き合い、メンバー全員で対話しながら“オープンで安心感のある職場”を築いていくことを目的としています。
講義中心ではなく、ケース討議・演習・対話の時間を多くとり、普段は口にしづらい思いや違和感も自然に共有されやすい環境をつくります。立場の違いを超えて率直な意見を述べやすくなるよう、コンサルタントが必要に応じて関わり、働きかけます。安心感のある対話を重ねることで、関係性が深まり、職場風土の改善につながります。
管理職と一般社員が同じ立場で学ぶことで、相互理解が進み、日々のコミュニケーションの質向上にも効果的です。研修後には小さな行動変化がチームに生まれやすく、現場の力で継続的な風土改善を進める一歩となります。
コンセプト
ハラスメントのない、または起きにくい職場とは、オープンで安心感のある職場だと私たちは考えています。感情を安心してオープンにできる職場であれば、何かトラブルが起きたとしても率直に話し合い、自分たちで解決することができるからです。
そのような「オープンで安心感のある職場」を実現するためには、「安心して話せる関係」と「互いに聴き合う姿勢」という両輪が欠かせません。
実施イメージ
内容
講義中心ではなく、ケース討議・演習・対話を通じて、普段は口にしづらい思いや違和感も自然に共有されるように設計されています。
1日版スケジュール
- オリエンテーション
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- コンプライアンス違反を生み出す職場の特徴
- ケース討議「ある職場で起きたハラスメント問題について対処や未然防止を検討する」
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- 個人検討
- グループ討議
- 発表
- 講義
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- 職場の生産性とセルフエスティーム
- オープンな組織文化の醸成
- 課題講義「オープンな組織文化を作るために職場づくりで実践したいこと」
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- 個人検討
- グループ共有
- 講義・演習
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- 傾聴力(積極的傾聴)
- セルフエスティーム向上の雰囲気をつくる組織的アプローチ
- リフレクション
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