BCon®がおすすめする若手育成の方法
若手育成を効果的に進めるには、3つのポイントをおさえ、なおかつクルト・レヴィンの公式にならい、個人へのアプローチと組織としてのアプローチの両面から取り組むことをおすすめします。
取り組みの例
- 個人(若手本人)
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自己の特性の把握
強みの活用
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セルフエスティーム向上
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ジェネリックスキルの把握と啓発
- 組織・職場(環境)
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部下の特性を踏まえた関わり
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職場マネジメント改善
ポジティブ・リーダーシップ開発
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学びの機会の充実化
キャリアパスの見える化
働きがいの創出
個人(若手本人):自己の特性の把握
BCon®では、自己の特性を把握するための診断ツールとしてVIA診断、キャリア・ポテンシャル診断を提供しています。いずれも本人が自分の働きがいを高めるために活用できる診断です。
・VIA診断:VIAとは「Values in Actions」の略で、自分自身のキャラクター・ストレングス(徳性の強み)を知るための診断
・キャリア・ポテンシャル診断:仕事において高い成果を出していくために必要とされるコンピテンシーの現在の発揮状況を理解するための診断 ※弊社ではコンピテンシーを「ある職務における高いパフォーマンス(業績や働きぶり)をあげる個人的属性」ととらえています。
個人(若手本人):強みの活用
・VIAプログラムの活用
自分の強みを知ることができるVIA診断を用い、自分の強みをどのように仕事に活用できるかを考えます。強みを仕事に生かすことで、自分らしさや仕事の意義、熱意を感じることができ、ポジティブ感情や、目標に向かうエネルギーを高めることができます。
・ジョブクラフティング研修の活用
仕事そのものを変えることではなく、自分自身の仕事に対する見方・捉え方や取り組み方法を変えることに焦点を当てた研修です。「強みの仕事への活用」「仕事の目的や貢献」「関係者とのつながり」「成長に必要な経験」の4つの観点から、仕事を見つめ直します。エンゲージメントを高めるために、どのように仕事を捉え、デザインするか検討します。
組織・職場(環境):部下の特性を踏まえた関わり
普段のコミュニケーションや診断の結果を踏まえて、部下の強みや特性を把握します。そのうえで、強みと課題の両方を適切に押さえ、どの点をどのように伸ばしていくかを具体的に考えながら日々関わります。関わり方は、欠点を指摘するネガティブアプローチではなく、ポジティブアプローチを意識すると効果的です。
挑戦を促す心理的安全性の醸成
個人(若手本人):セルフエスティーム向上
セルフエスティームは、自分自身を尊重し、ありのままの自分自身を受け止めるポジティブな感情のことです。セルフエスティームが高いと、粘り強く課題に取り組んだり、失敗を受け止め、新たな行動につなげたりすることができます。個々人のセルフエスティームを高めることは、挑戦を促し、主体的な行動を引き出すための土台となります。
組織・職場(環境):職場マネジメント改善
心理的安全な職場とそうでない職場の違いを学び、どのような環境づくりが望ましいかを検討します。上司やOJTトレーナーが継続的にフォローできる仕組みを整えることや、日々のコミュニケーションの取り方を工夫することで、安心して挑戦できる職場マネジメントへと改善していきます。
組織・職場(環境):ポジティブ・リーダーシップ開発
ポジティブ・リーダーシップを発揮できるリーダーは、周囲に「幸福感や満足感、エンゲージメントや一体感、創造的な活動」を生み出すことができると言われています。メンバーのポジティブなエネルギーを引き出す関わり方や、高い目標に対しても果敢にチャレンジするメンバーに伴奏する方法を学習します。
*ポジティブ・リーダーシップ開発について詳しく知りたい方はこちら
組織における成長・キャリアの明確化
個人(若手本人):ジェネリックスキルの把握と啓発
成果を上げためには、思考力・対人関係能力・自己管理力・課題解決力といったジェネリックスキルも不可欠です。アセスメントツールを活用し、ジェネリックスキルを可視化することで、現状の把握と、どのように啓発すべきかの方向性を明確にできます。このプロセスを通じて得られる自己理解は、長期的なキャリア形成にも役立ちます。
組織・職場(環境):学びの機会の充実化
学びの機会が充実していることは、キャリア形成に役立つだけでなく、「この会社で働くことで多くのことを学べる」という実感につながり、離職防止にも効果があります。どのような教育・研修制度があるのかを整理し、社員がいつでも閲覧できる環境で公開することで、個々の成長を後押しし、キャリア形成を支援することができます。
組織・職場(環境):キャリアパスの見える化
さらに中長期のキャリアプランを提示することで、若手社員は将来像を描きやすくなります。業務に慣れた段階ごとに不安を払拭できるよう、フォロー体制やキャリア支援、上司や先輩とのコミュニケーション促進を仕組み化することが重要です。
株式会社ビジネスコンサルタントでは、多くの若手育成プログラムを提供しています。年間3300組織の支援実績と60年にわたる知見をもとに、貴社の状況や課題に応じて柔軟にカスタマイズが可能です。