経営戦略を実現するための人事戦略とは
企業の成長と成功の鍵は、優れた経営戦略にあります。しかし、その戦略を実現するためには、人事戦略との緊密な連携を欠かすことはできません。
経営戦略と連動した人事戦略を策定するためには、自社が置かれている経営環境や社内の状況などを押さえておく必要があります。
本コラムでは、変化が急激な時代において、人事部門が経営層から期待される役割と、経営戦略を達成するために人事戦略を策定するメリットや、押さえておくべきポイントをご紹介します。
近年、企業を取り巻く環境に「SDGs」「サステイナブル」という言葉がキーワードになりつつあります。
環境や社会貢献に取り組む企業が選ばれる世の中になってきました。
サステイナブル(SDGs)に貢献するとどんなメリットが得られるのでしょうか。
・SDGsを経営に取り入れる方法とは
・具体的な戦略計画とは
サステイナブル(SDGs)のヒントを動画でご紹介します。
■SDGsとは、 2015年9月の国連サミットで定められた「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を指します。
その内容は2030年までに解決すべき課題に対する【持続可能な開発目標】で、世界共通で17の目標、169のターゲット、232の指標があります。
■17の目標は「生物圏」「社会」「経済」そして「パートナーシップ」にカテゴライズされ、国、企業、個人、一人ひとりが協力して目標に対して取り組んでいきます。
■企業がSDGsに取り組む必要がある3つの理由
1.持続可能でない状態
人口増加・地球温暖化により、これまでのビジネスが持続可能でない状態になってしまっている
2.ビジネス評価の変化
今まで :大量生産・大量消費・大量廃棄してきた
これから:地球環境・社会問題を解決するビジネスが評価・投資される
3.サプライチェーンから外されるリスク
安くて良いだけではなく、環境・地球に貢献できることが選択の基準となってきており、
SDGsに貢献できるサービスが選ばれている
■SDGsを経営に取り入れるための2つの考え方
1.バックキャスティングの思考を取り入れる
未来のビジョンを描き、その実現に向けて考えること
2.SDGsをマイルストーンと考える
SDGsはゴールではなく、サステイナブルビジョンを実現するための、2030年までの活動目標とすること
■4つのステップ(ABCDプロセス)を活用する
A:気付きとビジョン作り
B:現状分析
C:創造的な解決策の検討
D:優先順位の決定、ロードマップ、アクションプランの作成
■4つのステップを進める上での留意点
1.「行ったり来たり」を繰り返す
各ステップにおいて一度作成したから終わりではなく、4つのステップを行ったり来たりしながら再度検討すること
2.専門知識を持ったファシリテーターが討議を行う
■下記URLより、弊社関連サイトにリンクします
http://goodbusiness.jp/4-root-causes-of-unsustainability/
「バックキャスティング戦略立案のステップと成功のポイント」動画内でご案内した【持続可能性4原則8項目】について、詳しくご紹介しています。
持続可能性4原則8項目は、サステイナブル経営を実現するためのビジョンと成功の柱を描くポイントの1つです。ぜひ参考にしてください。
これまでSDGs、バックキャスティング戦略立案についてお伝えしました。
本動画では、それらを取り入れたサステイナブル経営を成功に導く5つのポイントについてお伝えします。
■サステイナブル経営を成功に導く5つのポイントとは
1.大きな絵(ビッグピクチャー)を共有すること
・人々は世界をありのまま見ているのではなく、見たいように見ている
・今の時代認識、今地球で何が起きているのかを科学的知見に基づきシンプルに共有する
・システムで考えることによって、気付づいていなかったことが見え、サステイナブル経営に向けてのチャンスが見つかる
2.ゴールを「望ましい」表現で語ること
・ポジティブな表現
・「環境を破壊してはいけない」ではなく、「青空を取り戻す」
・「私は悪夢から脱却したい」ではなく、「私には夢がある」
3.トップがコミットすること
・どうすればいい のかは分からなくても、「実践する」と社内外に宣言をして、その宣言にコミットする
・「実践する」と宣言し、巻き込み、働き掛かけると「こうしたらどう ですか」と提案や知恵は 集まる
・今まで予想もしなかったダイナミックスが生じ、実際には 道が見つかる
4.短期と長期のバランスを取ること
・今がなければ、明日はない。戦略的資源配分と移行計画
・頑張れば短時間にできること、頑張ってもある一定の時間が掛かかるものがある。常にテクノロジーの動向もを見逃さない
・短期と長期のどちらも評価できる仕組みづくりを行う
5.社会関係資本が高い組織をつくり、社外との緩やかなつながりを持もつこと
・直感と感性が刺激され、「面白い!やって取り組んでみたい!」と思える取り組みを用意する
・間違いや失敗を歓迎する姿勢を持もつ
・社外の視点を組織に取り込む
サステイナブル(SDGs)動画が、皆さんの活動のお役に立てれば幸いです。
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企業の成長と成功の鍵は、優れた経営戦略にあります。しかし、その戦略を実現するためには、人事戦略との緊密な連携を欠かすことはできません。
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ビジネスを取り巻く環境が、これまで以上に急速に、複雑に変化する時代を迎えています。将来を担う「次世代リーダー」(経営幹部候補者)に求められる力も変化しているのではないでしょうか。
これからのリーダーとなる人材が身につけるべき能力として注目しておきたいのが「ラーニングアジリティ」です。激しい変化や経験のない状況に対して、素早く、柔軟に適応し組織を導くリーダーには欠かすことのできない力といえます。
このコラムでは、「ラーニングアジリティ」について解説し、向上するためのポイントをご紹介します。
ビジネスにおけるエンゲージメントとは、従業員と企業の関係性を表す言葉であり、エンゲージメントが高いということは、従業員と企業が結束し互いに高め合える対等な関係、状態のことを指します。
エンゲージメントを高めることは、従業員にとっても企業にとっても双方に大きなメリットがあり、今後永続する企業を目指す上で欠かすことのできない課題となっています。