
退職届が出る前に!新入社員の辞める兆候4つを具体例付きで解説
「あの新入社員、最近少し様子が違う」
元気がなくなったり、発言やコミュニケーションが減ったりする変化を前に、どう対応すべきか迷うことは少なくありません。
新入社員が退職を考え始めると、いくつかの兆候が表れますが、早い段階で気付き、適切に関われば状況を立て直せる可能性があります。
本記事では、新入社員に見られやすい「辞める兆候」と、今すぐできる対処法、逆効果になりやすいNG行動を解説します。

「自律型人材を育てたい」
「どうすれば自分で考えて動ける人材になってくれるのか分からない」
リモートワークの普及とデジタル化の加速により、社員一人ひとりの自律性がこれまで以上に問われる時代になりました。上司が常に隣で指示を出す従来のマネジメントは通用しなくなり、各自が状況を判断して動く力が不可欠です。
本記事では、自律型人材の基礎知識から育成を成功させるためのポイントまで、分かりやすく解説します。自社の競争力を高め、変化に強い組織をつくるために、ぜひ最後までお読みください。
― 指示待ちではなく、組織の文脈を踏まえて判断・行動できる人材 ―
まずは自律型人材とは何なのか、基本的な事項から確認していきましょう。
自律型人材とは、組織や職場の方針、顧客の期待を正しく理解したうえで、あいまいで正解の決まっていない状況においても、自ら判断し、主体的に周囲に働きかけながら行動できる人材のことです。
単に上司の指示を待たずに動く人材を指すのではありません。
組織の方向性や自分に期待されている役割を踏まえ、「いま、何を優先すべきか」「誰と連携すべきか」を考え、自分の判断に責任を持って行動できる点が、自律型人材の大きな特徴です。
「自律」と「自立」は似た言葉ですが、ビジネスの文脈では意味が異なります。
この違いを整理しておくことは、自律型人材を正しく理解し育成施策を検討するうえで重要です。
自立とは、他者の手助けがなくても、自分の担当業務を一通りこなせる能力を備えていることを意味します。必要な知識やスキルを身につけ、指示された業務を自分で進められることが「自立」です。
たとえば、新入社員が業務手順を理解し、上司の細かなサポートがなくても仕事を進められるようになる状態は、自立しているといえます。
一方で自律とは、単に一人で仕事ができることではありません。
組織や職場の方針、顧客の期待、自分に求められている役割を理解したうえで、あいまいで正解の決まっていない状況においても、自ら判断し行動できる姿勢を指します。
自律型人材は、「どう進めるか」だけでなく、「いま何を優先すべきか」「誰と連携すべきか」といった判断を、自分なりに考えます。そして、その判断に基づいて、周囲に働きかけながら行動を起こします。
自立していても、常に指示がなければ判断できない場合、その人は自律型人材とはいえません。自律型人材とは、自立を前提としながら、組織の中で自ら判断・行動できる人材です。
自律型人材とあわせて語られることの多い言葉に「自主性」があります。どちらも「自ら動く」姿勢を表しますが、判断の起点と、目標との向き合い方に違いがあります。
自主性とは、組織や上司が示した目標や方針に対して、指示待ちで行動するのではなく、自ら考え、工夫しながら行動する姿勢を指します。たとえば、部門目標や業務目標が設定された際に、「どのような進め方がよいか」「どんな工夫ができるか」を考え、主体的に実行していく姿勢は自主性の表れです。
自主性は、日々の業務を前向きに進めるうえで欠かせない要素ですが、判断の前提となる目標そのものは、組織や上司から与えられている場合が多いといえます。
一方で自律は、与えられた目標をそのまま受け取るだけではなく、組織・部門の方針や上司の期待、顧客のニーズを踏まえたうえで、自分はどのような目標に挑戦すべきかを考える姿勢を指します。自律型人材は、
「どのくらいチャレンジングな目標が適切か」
「自分の役割として、どこまで踏み込むべきか」
といった点について、自分なりの考えを持ち、目標として言語化します。そのうえで、上司との対話やすり合わせを通じて、組織の方向性と個人の挑戦が両立する目標へと調整していきます。
自主性は、自律型人材に欠かせない要素の一つです。しかし、自律型人材とは、自主的に行動するだけでなく、目標設定の段階から組織との関係性の中で判断し、行動できる人材だといえます。
近年、自律型人材が注目される背景には、働き方や業務内容の変化によって、従来のマネジメントが機能しにくくなっているという現場の実感があります。
リモートワークやフレックスタイム制の広がりにより、上司が常に部下の状況を把握し、逐一指示を出すことは難しくなりました。また、業務のスピードが上がる中で、判断を待ってから動くのでは間に合わない場面も増えています。このような環境では、一つひとつの行動を指示するマネジメントには限界があります。
顧客ニーズの多様化や事業環境の変化により、あらかじめ用意された正解どおりに進めれば成果が出る仕事は減っています。現場で情報を得ている社員自身が、状況を見極めながら判断しなければならない場面が増えているのです。つまり、判断そのものを現場に委ねざるを得ない仕事が増えているといえます。
一方で、すべてを個人に任せればよいわけではありません。品質やリスク、組織としての方針や優先順位を守るためには、一定のガバナンスや対話が欠かせません。現場では、「指示待ちは困るが、勝手に動かれても困る」というジレンマが生まれています。
こうした状況の中で求められているのが、自律型人材です。自律型人材が増えることで、現場では判断待ちによる停滞が減り、上司は細かな指示ではなく、方向づけや支援に力を注げるようになります。その結果、マネジメントは「管理」から「支援」へと進化し、組織全体としても変化に柔軟に対応できるようになります。
ここまで、自律型人材とは何か、その考え方や前提について整理してきました。では、こうした自律は、日々の仕事の中でどのように発揮されるのでしょうか。ここからは、自律型人材に求められる力を、若手育成の観点から分解していきます。
自律型人材にとって最も重要なのは、いきなり行動することではありません。
組織や顧客から何を期待されているのか、自分はどの役割を担っているのかを理解し、判断の前提を押さえているかどうかで、その後の行動の質は大きく変わります。業務の現場では、複数の選択肢が同時に存在し、どれが正解かが明確でない状況が少なくありません。
その中で適切な判断を下すためには、
これらを踏まえて、「自分はいま何を優先すべきか」「自分はどの領域で、どのような貢献を期待されているのか」を整理できている人ほど、細かな指示がなくても適切に行動できます。
一方、判断の前提が共有されていないまま行動すると、本人は主体的に動いているつもりでも、組織の方向性とズレが生じやすくなります。
〈到達イメージ〉
組織や顧客の期待を踏まえ、自分の役割と優先事項を説明できる状態。
自律型人材に求められるのは、最初から正しい判断ができることではありません。
重要なのは、与えられた業務や状況に対して「どの点を重視して取り組むか」「優先事項は何か」「何が成果のポイントになるか」を自分なりに考えられることです。若手の段階では、まず次のような問いを持ちながら仕事に取り組むことが重要になります。
こうした問いを通じて、組織の期待を自分の行動にどう反映するかを考える経験が蓄積されていきます。
また、複数の業務が同時に発生する中で、優先順位を考えることも重要な要素です。判断が完璧である必要はありませんが、「なぜそう考えたのか」を説明できることが、自律につながります。
さらに、正解が分からない場面では、考えた過程を整理し、周囲と共有する姿勢が欠かせません。判断の軸を考える力とは、一人で答えを出す力ではなく、思考を言語化し、次の行動につなげる力です。
〈到達イメージ〉
自分の考えや判断の根拠を言葉にして説明できる状態。
自律型人材は、一人で完結して動く人ではありません。自分なりに考えた判断を、周囲と共有し、必要な協力を得ながら行動につなげていきます。
若手社員の場合、「自分で考えること」と「相談すること」を対立するものとして捉えてしまうことがあります。しかし実際には、考えたうえで相談することこそが、自律につながる行動です。
そのため、前提や意図を言葉にしてすり合わせることが重要です。
たとえば、
といった形で共有することで、認識のズレを防ぎ、判断の質を高めることができます。
また、業務を進めるうえでは、必要な人に適切なタイミングで相談し、周囲を巻き込む力も欠かせません。相談や報告も、判断を他人に委ねる行為ではなく、判断を前進させ関係性の中で成果につなげるための行動として捉える必要があります。
〈到達イメージ〉
自分の考えを前提に伝え、周囲の意見を取り入れながら行動できる状態。
自律型人材にとって、行動と同じくらい重要なのが、その結果を振り返り、次の判断に生かしていくことです。経験を積むだけでは成長にはつながりません。結果を整理し、次に生かすことで初めて学びになります。
振り返りの第一歩は、「よかった」「失敗して残念だ」といった感情ではなく、何が起きたか事実として結果を捉えることです。
たとえば、
を整理することで、次の改善点が見えてきます。
さらに、自分がどのような前提で判断し、何を重視して行動したのかを言語化することも重要です。これにより、自身の思考の癖や傾向に気づくことができます。次に同じ状況に直面したとき、どう判断するかをまでを考えることが振り返りです。
〈到達イメージ〉
経験から得た気づきを整理し、次の行動に生かそうとできる状態。
第2章で整理した4つの力は、本人の努力だけで身につくものではありません。判断の前提が共有されていなかったり、挑戦が評価されない環境であったりすれば、自律的な行動は生まれにくくなります。
自律型人材の育成には、管理職や先輩社員、組織による継続的な関わりが欠かせません。本章では、その基本的な考え方を整理します。
自律型人材の育成というと、「任せること」や「自由にやらせること」に目が向きがちです。
しかし、判断の前提が共有されていない状態で任せてしまうと、若手は「何を基準に考えればよいのか」が分からず、不安を覚え、かえって行動しづらくなってしまいます。自律を促すうえで重要なのは、「何を基準に判断してほしいのか」を明確に示すことです。
組織や管理職は、次のような点を言葉として共有しておく必要があります。
こうした前提が共有されていれば、若手は細かな指示がなくても、自ら考えて行動しやすくなります。
また、心理的安全性は、判断の前提が示されてこそ機能します。基準が明確であれば、若手は失敗を過度に恐れず、試行錯誤に取り組むことができます。理念やビジョンについても、「理解させる」ことが目的ではなく、日々の判断にどう生かすのかを具体的に示すことが重要です。
あいまいで正解の決まっていない状況における判断力は、本人任せにして身につくものではありません。管理職や先輩社員が、どのように関わるかによって、その伸び方は大きく変わります。重要なのは、すぐに正解を示すのではなく、考え方に目を向けることです。
たとえば、
といった点を問い返すことで、若手は判断のプロセスを整理できるようになります。
また、共有された判断基準を、実際の場面で使わせることも重要です。
「どの価値観を重視しましたか」
「その判断は方針とどうつながっていますか」
といった問いかけによって、判断の軸は経験を通じて定着していきます。
判断力や考え方は、日々の上司とのやり取りを通じて育まれていくものですが、現場だけですべてを経験できるとは限りません。業務の特性や担当範囲によっては、正解のない課題に十分に向き合う機会が限られる場合もあります。
そのため、職場における関わりを補完する手段として、集合研修を活用することも有効です。研修を単なる知識習得の場とするのではなく、正解のない課題に取り組み、自分なりに判断し、周囲と対話しながら考える疑似体験の場として設計することで、現場での実践につながる学びが生まれます。
自律型人材を育成するうえでは、管理職がどのように仕事を任せ、どのように関わるかが大きな影響を与えます。単に業務を振り分けるのではなく、本人の経験や成長段階を踏まえながら、判断や工夫の余地がある仕事を段階的に任せていくことが重要です。
その際には、
といった点をあらかじめ共有しておくことで、部下は安心して行動できます。一方で、任せた後に過度に介入したり、結果だけで評価したりすると、挑戦しにくい環境になってしまいます。
また、自律型人材の育成は、管理職個人に任せるものではありません。評価制度や育成方針を通じて、
というメッセージを、組織として一貫して示すことが重要です。
自律型人材の成長は、経験の量だけで決まるものではありません。経験をどう振り返り、次にどう生かすかによって、その質は大きく変わります。振り返りは、個人の内省に任せるものではなく、管理職や先輩社員が積極的に関わるべきプロセスです。
管理職や先輩社員に求められるのは、成果を評価する前に、学習につながる問いを投げかけることです。
こうした問いによって、若手は自分の思考や行動を整理できるようになります。
失敗についても、すぐに是正の対象とするのではなく、学習の機会として扱う姿勢が欠かせません。背景や情報不足を振り返ることで、次の行動への自信につながります。
さらに、振り返りを個人任せにせず、1on1やレビューなどの仕組みとして定着させることで、職場全体の学習力が高まっていきます。
自律型人材の育成には、
が欠かせません。これらが日常のマネジメントの中で積み重なることで、自律は一時的な姿勢ではなく、職場に根づく力へと変わっていきます。
次章では、自律型人材が力を発揮しやすい組織のあり方について見ていきます。
ここまでの章では、自律型人材に求められる力や、それを支えるマネジメントのあり方について整理してきました。しかし、個人や管理職がいくら努力しても、組織の考え方や仕組みが伴っていなければ、その力は十分に発揮されません。
自律型人材が活かされる組織として、BConでは「自己革新組織」という考え方を重視しています。
自己革新組織とは、環境変化に直面したときに、現場が仮説を立て、実践し、振り返りながらやり方を改善していく組織です。上からの指示を待つのではなく、学びを通じて進化し続けることを特徴としています。
このような組織では、「自律・創発・協働」という行動が日常的に見られます。社員一人ひとりが自ら考え、周囲と対話しながら行動し、試行錯誤の中で新たな工夫や改善が生まれていきます。
統制や前例重視に偏った組織では、個人が判断し工夫する余地が限られ、自律的な行動は生まれにくくなります。どれだけ能力のある人材がいても、組織のあり方によって、その力が十分に発揮されないケースは少なくありません。判断や工夫が尊重され、試行錯誤からの学びが共有される環境では、自ら考え、周囲に働きかけながら行動する人が増えていきます。
自律型人材の育成や活躍を実効性のあるものにするためには、個人への働きかけと同時に、組織のあり方を見直していくことが欠かせません。
ここまで、自律型人材に求められる力や、それを支えるマネジメント、組織のあり方について整理してきました。重要なのは、自律型人材の育成を、本人の意識やスキルだけの問題として捉えないことです。
「自分で考えて動いてほしい」と伝えていても、組織として何を期待しているのかがあいまいだったり、挑戦や判断が評価されにくかったりすれば、社員は安心して行動することができません。また、管理職の関わり方や育成の仕組みが整っていなければ、自律的な行動は一部の社員に限られてしまいます。
そこで有効なのが、組織を一つのシステムとして捉える視点です。BConでは、組織の現状や課題を「合致性モデル」(マイケル・タッシュマン博士)を活用し、打つべき施策を検討することを提唱しています。これは組織を「戦略・リーダーシップ」「重要課題」「人材」「組織文化」「公式な組織の取り決め」といった要素のつながりで捉え、それぞれが合致しているかを確認する考え方です。
自律型人材の育成も同様に、個人だけに働きかけるのではなく、組織全体の要素がかみ合っているかを見直すことが大切です。ここでは、合致性モデルの視点から、自律型人材育成を進めるための5つの視点を整理します。
自律型人材の育成を進めるには、まず「なぜ自社に自律型人材が必要なのか」を明確にすることが重要です。
単に「自律的に動ける人を増やしたい」と伝えるだけでは、管理職も社員も、何を目指せばよいのかが分かりにくくなります。事業環境の変化、顧客ニーズの多様化、現場での判断の重要性など、自社の戦略や課題と結びつけて、自律を求める理由を示す必要があります。
あわせて、自社にとっての「自律」とはどのような状態なのかを言葉にしておくことも欠かせません。たとえば、BConでは自律を「組織や顧客の期待を踏まえて判断し、主体的に働きかける力」と捉えています。このように、自律の意味が共有されていれば、社員は自分に何が期待されているのかを理解しやすくなります。
経営や組織が、自律型人材を求める理由と期待する行動を示すことで、管理職の育成方針や現場での関わり方もそろいやすくなります。
自律型人材は、日々の仕事を通じて育っていきます。しかし、すべての仕事が同じように自律を育てる機会になるわけではありません。
重要なのは、どの仕事で、どのような判断や工夫を求めるのかを明確にすることです。たとえば、顧客対応、業務改善、部門を越えたプロジェクト、新しいサービスや仕組みづくりなどは、状況を見ながら考え、周囲と調整しながら進める力が求められる場面です。
若手や中堅社員には、判断や工夫が求められる役割を段階的に任せることが重要です。その際は、期待する成果や判断の範囲をあらかじめ共有し、経験後の振り返りと組み合わせることで、仕事を通じた学びにつなげていきます。
判断と工夫が求められる仕事を成長機会として設計し、適切なフォローや振り返りと組み合わせることで、経験は自律を育てる学びへと変わっていきます。
自律型人材を育てるには、本人の経験や意識だけに任せるのではなく、必要な力を計画的に育てていくことが重要です。
本人に対しては、問題解決やケーススタディを通じて、あいまいな状況で判断する力を高めることが有効です。また、コミュニケーション、報連相、ファシリテーションなどを扱う研修は、自分の考えを周囲に伝え、協力を得ながら行動する力を育てる機会になります。さらに、キャリア開発やリフレクションを通じて、自分の役割を捉え直し、経験から学ぶ力を高めることも重要です。
あわせて、管理職には、部下にどのように任せ、問いかけ、振り返りを支援するかが求められます。コーチング、1on1、フィードバック、権限委譲などを扱う管理職向け研修は、部下の自律を引き出す関わり方を学ぶ機会になります。
外部研修や専門家からのフィードバックを取り入れることで、自社の慣習だけでは気づきにくい課題や新しい視点に触れることができます。研修と職場での実践を組み合わせることで、本人の判断力と管理職の育成支援力を高め、自律型人材が育ちやすい環境をつくることができます。
自律型人材は、失敗を過度に恐れる職場では育ちにくくなります。結果だけを重視する文化が強いと、社員は慎重になり、「余計なことをしない方がよい」と考えやすくなります。
自律を促すためには、成果だけでなく、挑戦した背景や判断の意図、そこから得た学びにも目を向けることが重要です。評価面談やフィードバックの場では、結果の良し悪しだけでなく、「なぜそう判断したのか」「何を重視して行動したのか」「次にどう生かそうとしているのか」を確認することが大切です。
自律的な判断は、一人で抱え込ませるのではなく、対話を通じて磨いていくことが重要です。自分の考えを周囲に伝え、相談しながら行動できる職場では、自律が協働へとつながりやすくなります。
挑戦・対話・振り返りが尊重される職場では、「考えて動くこと」が前向きに受け止められます。社員一人ひとりの自律的な判断が、周囲との対話を通じて新たな工夫や改善につながり、それが協働によって実践されていきます。こうした循環が生まれることで、自律・創発・協働が根づく組織文化に近づいていきます。
自律型人材の育成を継続するには、管理職個人の努力や本人の意識だけに依存しない仕組みが必要です。
たとえば、1on1、OJT、評価面談、育成計画、レビューなどの仕組みの中に、「判断する」「振り返る」「学びを次に生かす」機会を組み込むことが重要です。こうした仕組みがあることで、自律的な行動は一時的な取り組みではなく、日常の中で継続しやすくなります。
また、評価制度や育成方針を通じて、挑戦や学習が正当に扱われるというメッセージを組織として示すことも大切です。たとえば、面談で確認する観点やフィードバックの仕方を見直すことで、「考えて動くこと」を日常的に支える運用に近づけることができます。
自律を支える仕組みを整えることで、個人の意欲や管理職の属人的な関わりに頼らず、職場全体で自律型人材を育てる土台がつくられていきます。
自律型人材の育成は、個人の意識やスキルだけに依存するものではありません。自律を求める理由と期待行動が明確になり、判断が求められる仕事が設計され、本人と管理職の力が高まり、挑戦や振り返りが尊重される文化と仕組みが整うことで、社員は安心して考え、行動できるようになります。
つまり、自律型人材を育てるには、「戦略・リーダーシップ」「重要課題」「人材」「組織文化」「公式な組織の取り決め」を切り離して考えるのではなく、相互にかみ合わせる必要があります。
自律型人材とは、単に主体的に動く人材ではありません。組織や顧客の期待を踏まえながら、あいまいな状況でも判断し、周囲と協働しながら行動できる人材です。その育成は、一時的な研修や制度の導入だけでは実現しません。管理職の関わり方、評価の運用、日々の対話や振り返りといった日常の積み重ねによって形づくられていきます。
BConでは、こうした「自律・創発・協働」が循環する組織づくりを通じて、企業が変化に対応し続けられる基盤づくりを支援しています。
自社の育成のあり方を見直す際の一助として、本コラムをご活用いただければ幸いです。

組織開発や人材開発の最新の情報やソリューションのご案内をお送りしています。

「あの新入社員、最近少し様子が違う」
元気がなくなったり、発言やコミュニケーションが減ったりする変化を前に、どう対応すべきか迷うことは少なくありません。
新入社員が退職を考え始めると、いくつかの兆候が表れますが、早い段階で気付き、適切に関われば状況を立て直せる可能性があります。
本記事では、新入社員に見られやすい「辞める兆候」と、今すぐできる対処法、逆効果になりやすいNG行動を解説します。

「日々の業務対応が優先され、若手社員の育成が後回しになりがちである」 「2年目・3年目になっても受け身で、主体的に動ける若手社員が少ない」
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本記事では、若手社員を育成し、定着につなげるための研修の実践ポイントを解説します。若手社員の定着と早期戦力化を実現するためのヒントとして、ぜひご参考ください。

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