LEMSご参加者の声:経営チームの一員として視座を高めるきっかけに

盛岡ガス株式会社
代表取締役社長
熊谷 松亮 様

創立以来90年間、地域に根差し「環境にやさしいクリーンなエネルギー」都市ガスを供給する盛岡ガス株式会社。代表取締役社長の熊谷様に、LEMSを活用しているご感想を伺いました。

※情報は、取材時2021年9月のものです。

  1. 貴社の事業について教えてください …… 盛岡広域圏に都市ガスとLPガスを供給する会社
  2. LEMSに参加したときのきっかけと印象は? …… 経営ノウハウに関する”情報のシャワー”
  3. 当時の課題は? …… 会社の中の時間を進めなければいけない
  4. ご自身の参加後、多くの方をLEMSへ送り出していただいています。ねらいと参加された方の変化は? …… 経営層の一員へ、視座を高めるきっかけに/モチベーション向上のための心理メカニズムを理解
  5. 求めるリーダー像や組織像は? …… 多様な価値観を受け入れられる人物/単独でなく、チームとしてリーダーシップを持つ組織へ
  6. この講座をどのような方にお勧めしますか? …… 次期経営チームとして期待する社員に

貴社の事業について教えてください 盛岡広域圏に都市ガスとLPガスを供給する会社

滝沢工場のスイカ柄タンク

弊社は、岩手県盛岡市およびその周辺地域、いわゆる盛岡広域圏を対象に営業している都市ガスの会社です。プロパンガスや灯油など、他のエネルギーもグループ企業で併せて供給しています。弊社供給エリアの都市ガスの潜在需要家庭は12万世帯ぐらいで約半分の6万世帯に都市ガスやLPガスを供給しております。

LEMSに参加したときのきっかけと印象は?経営ノウハウに関する”情報のシャワー”

もともとBConさんのコンテンツをいろいろと利用していて、LEMS以外の研修やセミナーにも参加していました。LEMSは経営のノウハウについて情報のシャワーを浴びるがごとく、幅広くインプットすることができる講座、ということで興味を持ちました。得られるであろうものを考えれば、費用も高くないと判断して参加しました。印象としては、自分とは違った視点で幅広く経営について知ることができて本当に良かった、と感じたのを覚えていますね。それこそ、経営関連のいろいろな書籍の目次を一度に見ることができたような感覚でした。

当時の課題は?会社の中の時間を進めなければいけない

当時の私が考えていたことを簡単に言うと、「会社の中の時間を進めなければいけない」でした。私が12年前に入社した頃は「役所に出す書類に不備がないこと」が絶対条件で、「紙ベースのほうが仕事は楽」などの声もあがっていました。進化や効率化に対して前向きではない雰囲気があったんですよね。私はこのほかにも旧態依然とした会社の時間軸を進めたいと思うことがたくさんありましたので、会社の考え方を変える入り口になれば、とLEMSへの参加をはじめ、BConさんの持っているさまざまなサービスを活用させていただきました。

ご自身の参加後、多くの方をLEMSへ送り出していただいています。ねらいと参加された方の変化は?経営層の一員へ、視座を高めるきっかけに

弊社では、管理職に就いたタイミングで一度LEMSを受けてもらうことにしています。経営層の一員となりますから、現場でげきを飛ばすだけの立場とはもう違います。視座を高めるきっかけにしてもらいたいのです。

「自分なりの気付きがあるのでとにかく受けてきて欲しい」という気持ちですね。内容がすぐ理解できなくても、砂をつかんだとき、自分の手の中に何か残るように、LEMSでは何らかの気付きがあると思います。ロジカルシンキングなどビジネススキルの研修と違い、日常の判断の際などに、このような考え方があったな、と思い起こされ活用されていくと考えています。

モチベーション向上のための心理メカニズムを理解

後は、いかに自分も含め周囲のモチベーションを上げていくか、セルフエスティーム※を高めていくかです。そこはおかげさまでみんな少しずつ分かってきています。

セルフエスティーム

自尊心。ありのままの自分をうそいつわりなく見て受け入れ、その自分を(好きな点も嫌いな点も含めて)ポジティブに好きだと感じる気持ちのこと。セルフエスティームが高いことは、人を積極的にし、生産性や定着率の向上に大きく影響することが分かっている。

地域のコミュニティ活動に活用いただいている
盛岡ガスクッキングスタジオ「フランメ」。
親子で参加できる料理教室では、プロの味を学べます。

都市ガス会社の業務は、固定化されている業務が多いので、社員は「自分なんかが新たなアイディアを出さなくても仕事は回っていく」とネガティブに考えて自信を失ってしまうこともあるんですよね。マネージャーには、そのような社員に対して「あなたのこういうところが良かった」のように、ポジティブな言葉を伝えてあげられるようになってほしいですね。

弊社のようにある面、社会の歯車みたいな会社では、このようなコミュニケーションを日頃から大事にしないと、社内の雰囲気がどんよりしてしまいがちなんです。

組織運営の面でも、社員のセルフエスティームが高いということは重要と考えています。

例えば、変化の兆しが常にトップからだとしたら、それは組織として最も良くない状態です。トップが言っていることだけを聞いていればいい、伝えていればいいとみんな考えてしまうからです。

トップの指示が無くても、いろいろな人材が自発的にいろいろなところからどんどん情報を集めてくる。そのような組織でなければ、恐らく、うまく機能しているとは言えないです。組織としても、さらにセルフエスティームを高め、一人一人がより自発的に活動できる組織をつくっていきたいです。そのための人間心理のエッセンシャルなところはLEMSでも教えていただいているので、みんな少しずつ分かって取り組んでもらえています。

求めるリーダー像や組織像は?多様な価値観を受け入れられる人物

異なる価値観への受容性が高い人物ですね。いかに多様な価値観を受け入れられるか。これまで弊社には「今までのやり方以外は知りません」「聞きません」「余計なことは言わないでください」という姿勢の人がいたことは事実です。

そのような態度は自分で自分の思考を狭めていますし、新しいことに挑戦しようという思考が停止しています。これからのリーダー人材には、コミュニケーションが取りやすい、チームで合意形成ができる、などの資質が必要だと考えています。それはやはり多様な価値観を受容できる人物です。

加えて、多様な価値観を受容できるということは想像力につながると思います。都市ガスでお客様の生活を便利にしたい、職場で働く仲間の能力をどの場面で生かせるか、などということは想像力だと思います。

経営者単独のリーダーシップでなく、経営チームがリーダーシップを持つ組織へ

これからの組織は、トップが示す方向性が間違っていないかどうかを、より周囲が検証するようになってくるのではないでしょうか。

例えば、コロナ対策など、指導者が打ち出している政策の方向性は適切なのかどうか、検証が進んでいくと思います。強いリーダーシップは必要ですが、そのようなときに他人の話を聞けないトップは批判にさらされますよね。

ですから、単独のリーダーシップではなく、チームとしてリーダーシップがあるという状態が一番理想でしょうね。そして他人の話が聞けて、合意形成ができる組織。少なくとも私はそのようなチームとして働きたいです。

そして特に経営チームはそうなのですが、社員一人一人には、いずれ定年を迎えたときに、どのような人間になっていたいかというイメージを具体的に持っていてもらいたいです。それぞれが抱くイメージは少しずつ違っているかもしれません。しかし、前を向いている人たちが一緒にいるのであれば、そのような集団が一番良いのではないかと思います。

とは言え、このようなチームが成り立つには、やはり、社長が真剣に考え、社員から信頼されていることが前提です。そのためにも、私自身、率先して研さんし、成長し続ける必要があると考えています。

リーダー人材や組織をつくっていくために、BConさんと協働してLEMSも含めて、独自の人材育成体系を設計してさまざまな研修を実施しています。「普段言えない不満が言えた」など、良い意味ではけ口になったりして社員も喜んでいます。リーダー育成だけでなく、ボトムアップの形成につながっています。BConさんにもさらに提案してもらって効果を高めていきたいと考えていますので、ますます期待しています(笑)。

この講座をどのような方にお勧めしますか?次期経営チームとして期待する社員に

本社社屋

前述のように、経営層の一員となった方にはお勧めです。視座を高めるきっかけになるからです。

もし期待のできる社員がいたら、「本人は自主的には行かないだろう」という場に、積極的に送り込むことがすごく大事だと思います。

それから、親から会社を受け継いだ2代目3代目の方は、これからの会社をどのようにつくるかを考えるときに、この人に聞いておいてほしいという、ぜひご自身が期待している社員に勧めてほしいです。順番はあるかもしれませんが、勧められた社員は「仮に自分がこの会社の経営者だったら」と考え、2代目3代目と同じ視線での経営チームづくりをするのではないでしょうか。

盛岡ガス株式会社

本社
岩手県盛岡市
事業内容
ガス事業、液化石油ガスの供給販売、住宅等のリフォーム工事、太陽光発電システムの販売、売電事業、不動産の賃貸借、売買、仲介および管理、電気通信事業
従業員
129人(2021年4月16日現在)
ウェブサイト
https://www.morioka-gas.co.jp/