【新聞連載】第5回 セルフエスティーム(自己肯定感)を育む職場づくり 『自動車ディーラーの人と組織づくり』

”お客さまから選ばれる組織づくり、人づくり”について、4月19日からスタートした日刊自動車新聞の連載も最終回となりました。株式会社ビジネスコンサルタント(BCon)が持つテクノロジー、ノウハウやお客さまの声をもとに情報発信をしております。

 

第5回のテーマは、「セルフエスティーム(自己肯定感)を育む職場づくり」です。内容をご覧になりたい方は、5月24日付の日刊自動車新聞最終面、もしくは下記をご覧ください。

※過去の記事をご覧になりたい方は下記からご覧ください

新聞記事では、経営管理者にとって大事な仕事は、部下のセルフエスティームを高め、職場のメンバーが互いに高め合う雰囲気づくりであることをメッセージしています。そこで今回は、「セルフエスティームを高める職場づくりのポイント」をご紹介していますのでご覧ください。

日刊自動車新聞への掲載内容(オリジナル版)

第5回「セルフエスティーム(自己肯定感)を育む職場づくり」

ある人の昔話。若き店長時代、著しく成長した中堅営業スタッフに質問しました。「1年前と比較すると飛躍的に成績も伸びたし、お客様や周囲との関係もよくなった。いったい何があったの?」彼は少し照れながらこう言ったそうです。「店長のしたで働くようになって、自分を好きになることができたからです」
 その店長は、この言葉に衝撃を受け、そして気づいたそうです。「自分の仕事はもちろんクルマを売ることだが、それだけが責任ではない。この仕事を通じて目の前にいる部下一人ひとりの成長を助けることにも責任を担っている」と。
 自分自身を大切に思い、信頼し、好きになる。そうなる責任は本人にあるというのが基本です。しかし経営管理者は人と向き合い、人を通じて事を成すのが使命です。縁あって一緒に働いている部下のセルフエスティームに気を配り、育み、互いに高め合えるような職場づくりを心がけたいものです(図参照)。実はそれが経営管理者自らのセルフエスティーム向上に繋がるとも言えるでしょう。

 自分の使命に気づいた先述の店長は、その後、人との関わり方を大きく変えたそうです。そしてメンバー同士が活発に意見を交わしながら高め合う姿を見ることがその店長にとって、無上の喜びになったそうです。今、その人は会社の営業本部長、そして当時の中堅営業スタッフは腹心の部下(営業部長)として営業部をリードしています。

 

 セルフエスティームは共に働く人々へ影響を及ぼします。そのため、一人ひとりが自分でセルフエスティームを高める努力をすることだけでなく、経営管理者が部下のセルフエスティームが高まる関わりをして、セルフエスティームが高い職場を育み続けることが重要です。 全5回にわたり「人と組織づくり」についてご紹介してきましたが、今回が最終回です。

弊社では、ウェブサイトやメールマガジンで最新の情報をご案内しています。皆様のよりよい組織づくりにお役立て頂ければ幸いです。

セルフエスティームを高める職場づくりのポイント

職場のセルフエスティームを高める具体的アプローチをご紹介する前に…大事なことを1つお伝えします。

それは管理者自身がセルフエスティームを高く保てるよう意識することです。

管理者のセルフエスティームは職場に大きく影響します。もし自分が低くなっていると感じたら、セルフエスティームを高める行動(例えば、ポジティブな言葉を使うよう心がけるなど)を意識的に行ってみることお勧めします。

 ※自己のセルフエスティームを高める方法については、第4回紹介ページ内の「今日からできる! 自分自身のセルフエスティーム(自己肯定感)を高めるアプローチ」でご紹介しています。ご興味のある方はご確認ください。

 

それでは、ここからは部下や職場全体のセルフエスティームを上げるアプローチについてご案内します。

以下のようにセルフエスティームは3つの要素(自己重要感・自己有能感・自己好感)で構成されています。それらを高めることによって、行動の柔軟性を高め、さらに仕事の生産性にプラスの影響を与えます。

 

high sefesteem

 

 

では、職場の一人ひとりが上記のような気持ちを持って働くためにはどんなことを気をつけたらよいのでしょうか。

「自己重要感…大切にされている」を高めるためのアプローチ例

□メンバーの目を見て話す

□メンバーに関心を持って、声をかける

□メンバーに仕事の意義づけや期待を言葉で伝える

これらを通して、メンバー自身が「自分はチームの一員として認められている」と感じ、この職場で大切にされているという実感が持てるようになります。その結果自分の意見を言うようになったり、参画するようになったりして職場に活気が生まれます。

「自己有能感…認められている」を高めるためのアプローチ例

□メンバーの仕事について、良いと思ったことは褒め、悪い(間違っている)と思ったことは伝える。どちらも具体的に伝える。

□メンバーが成功したときは心から喜ぶ。祝う。成功事例などを他メンバーの前で本人から発表したりする機会を持つ

□メンバーの仕事について結果だけでなく、その過程(プロセス)についても評価する

管理者や先輩がメンバーの仕事に関心をもち、褒めたり、時には注意したりすることで、メンバーは自分の仕事を認めてもらっていると感じることができます。その結果、自信を持って自ら決めて動くことができるようになります。

「自己好感…好かれている」を高めるためのアプローチ例

□メンバーを大事な仲間として認める

□メンバーと一緒に冗談を言ったり、笑いあえる雰囲気をつくる

□メンバー(の仕事)に何かあったときに逃げない

普段から職場のメンバー同士が人間的な関わりを持つことで、ありのままの自分を受け入れてくれていると感じます。その結果メンバーは、耳が痛い指摘も受け入れることができ、それが本人の学びや成長を促進します。

 

ご紹介した具体的な行動をチェックリストとして手帳にメモしておき、定期的に点検するのも良い方法です。

出来るだけ意識的して行動することで、メンバーとの関係も変化してくるはずです。ぜひ取り組んでみてください。

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