2015年3月発行 BCon Info3月号 フィードフォワードで未来から学習する

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   ◆ フィードフォワードで未来から学習する ◆
┗━━━━━━━━━━━━━━━━ BCon Information┛

おはようございます。BCon萩原です。
今月は2014年の締めくくりと同時に2015年度に向けて、気を引き締める
緊張感の高い月ですね。

私事ですが、先月からコーチングを受け始めました。
年始に自分のキャリアについてバックキャスティングで考えてみたこと
がキッカケで、望む未来へ自分を進めることが目的です。
そのために、今までの思考のパターンではあまり変化できないかもしれ
ないと考えたので、コーチに伴走してもらうことにしました。

コーチングのステップは簡単に言うと以下の通りです。

1.一緒に仕事をしている人たち(協力者)へのインタビューにより率
    直なフィードバックをいただく
2.フィードバックを受け止め、自分の行動指針を明確にする
3.行動指針を協力者へ開示し、その行動のためのフィードフォワード
    をいただく
4.具体的な行動レベルに落とし込み、実践する
5.日々の行動を自らチェックしながら改善する
6.協力者からフィードバックと次のフィードフォワードをいただく

まだ始めたばかりですが、プロセスの中で面白いなと思ったことの1つ
が「フィードフォワード」です。
このフィードフォワードは、個人の成長だけでなくチームや組織の成長・
学習に活かせると感じました。
今回は「フィードフォワードの効用」についてご紹介したいと思います。

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   ◆ フィードフォワードから得られるもの ◆
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私が受けているコーチングにおいて「フィードフォワード」とは、自分
が設定した行動目標を実践するために、協力者から事前にアイディアを
もらうことを意味しています。
私は日常活動の中で頻繁にフィードバックを受けることは多いのですが、
自らフィードフォワードを意識的に求めることはしていませんでした。

「行動目標に対して、上手く実践するためのアドバイスをください」と
お願いすると、
「えっ・・・難しいなぁ・・」
と言いながらもご自身の経験をもとに具体的なヒントを沢山いただけま
した。

フィードバックを受ける時のような少し叱られるような雰囲気はなく、
真剣だけどそこにはある種のアイディアを考える楽しさがありました。

実際に実施してみてフィードフォワードには変革に向かうマインドセッ
トが醸成できるいくつかの重要な要素があるように感じました。
それは、フィードバックとフィードフォワードの次のような性質の違い
からくるものかもしれません。
フィードバックは過去に対して、欠点や修正すべき誤りを伝えることに
なりますが、フィードフォワードは未来の目標に対するアイディアに焦点
が当たります。
ですから、自然と批判ではなく、助け合いの雰囲気が作られます。

また、フィードフォワードを受ける側は、よく相手の言うことを聴き、
「ありがとう」だけを伝えるという決まりがあります。
フィードバックを受ける時には、「どう反論しよう?」と考えることに
意識が集中するので実は、相手の意図することを聞いていないというこ
とも多かったように思いますが、この決まりを適用すると、アドバイス
を噛みしめることができたと思います。

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    ◆  未来から学習するということ  ◆
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人材を基本的なことが出来るように育成するには徹底的なトレーニング
が必要ですが、ある程度基本が出来ている人がより成長するためにコー
チングが必要だと言われています。

同じように、組織として基準値に満たないところを改善することも必要
ですが、より素晴らしい組織になるためにはまた別の取り組み方が求め
られると思います。

もちろん、過去の事実に焦点を当てて、それをフィードバックという形
で受け取ることは人や組織が学習し、成長していくために欠かせないこ
とです。ですから、フィードバックの質を高めたり、フィードバックを
能動的に取りに行ったりすることはとても大切です。

しかし、フィードバックは基準値に合わない時にそれを正すことが目的
です。
未来に目を向けた時に、何をしていくのが良いかというのは未来から学
習するというスタンスのフィードフォワードが効果的に機能するのでは
ないでしょうか。

まずは進みたい未来を描き、そのために何をしていくかを互いにアイ
ディアを出しあい、サポートし合いながら、一歩ずつ進んでいくような
イメージです。
こうすることで、人間関係自体が変化し、考えや行動、そして結果にポ
ジティブな変化が生まれるのではないでしょうか。

フィードバックをしあう文化が無いとお困りの声を聴くこともあるので
すがまずはフィードフォワードをつかって、お互いの関係作りから始め
るという方法もあるように思います。
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