2014年12月発行 BCon Info12月号 WorkとLifeを充実させる3つの「E」


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━  2014/12/25 ┓
    ◆ WorkとLifeを充実させる3つの「E」 ◆
┗━━━━━━━━━━━━━━━━ BCon Information┛

今週月曜日は冬至でした。
2014年の冬至は「朔旦冬至(さくたんとうじ)」といって19年に1度
しか訪れない新月と冬至が重なる年でちょっと特別な日だったそうです。
朔旦冬至は、太陽の力も、月の力も一番弱い日ということで、これから
どちらの力も強まる=運が開けていくということを象徴する、とてもお
めでたい日として古来は祝宴をあげたそうです。

偶然にも私はその日「忘年会」という別の意味での宴会でした。
運が開けてくる新年、良い年を迎えるためにも、この1年を振り返り、
来年の抱負を自分の胸に問いかける季節になりました。

今回は、この季節に役立ちそうな、チクセントミハイ博士から教えて頂
いたことを中心にお伝えします。

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   ◆ 活き活きした仕事に必要な3つの「E」 ◆
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11月25日大阪、28日東京でチクセントミハイ博士の講演会を開催し、
あわせて592名のお客様にご参加頂きました。
ご参加頂いた皆様、誠に有難うございました。

冒頭、お話しいただいたのはソニーの設立趣意書にみる活性化した組織
が持つ3つの「E」についてです。

【設立趣意書からの抜粋】
「技術者たちが技術することに深い喜びを感じ、その社会的使命を自覚
 して思い切り働ける安定した職場をこしらえる」

【3つのE】
 Excellence・・卓越
 Ethics・・・・・倫理観
 Enjoyment・・・楽しみ

ソニーの創業期のことだと考えると、ちょっとレベルが高くて、一部の
優良組織のことだと私は思ってしまいました。
ですが、どんな仕事をしていてもこの要素は求められるものだと、博士
は続けました。

例えとして、サンドイッチの中に挟むサーモンをスライスする職人の話
をされました。

その職人は毎日、毎日、サーモンをスライスするのがお仕事です。
単純作業だと感じてしまいますが、この職人の中にはしっかりと3つの
「E」が息づいているというのです。

職人の仕事内容は、ただサーモンの切り身を作るということではありま
せんでした。
お客様が食べるのはサンドイッチに挟まれた状態です。それを考え、
一番美味しく食べられる薄さを追求することをされていたそうです。

さらに心がけていることは、魚の扱い方です。単に材料として扱ってい
るのではありません。漁師が釣り上げた大事な魚ですし、コスト面も考
えて出来るだけ無駄が出ないように工夫して切っているそうです。

最後に、こうした努力を“頑張っている”という風に見せないで、まる
でArtかSportsをしているように見せることを考えていたそうです。

この職人の中には、ソニーの設立趣意書とは表現は異なりますが、やは
り3つの「E」が埋め込まれているということです。

 ・食感が良くなる薄さの追求 → Excellence
 ・無駄がない切りかた → Ethics
 ・芸術やスポーツのように見せる → Enjoyment

博士は、毎日の生活が素晴らしいものになるかどうかは、結局は何をす
るかではなく、“どのようにするか”にかかっていると言っています。

自分の仕事、特にマンネリになっている仕事を振り返った時に、文句を
言う以外に、考えなくてはならないことがあるんだと思えました。

仕事の中に3つの「E」をどのように持ち込むかは、誰かが与えてくれる
ものではなく、自分が楽しめるように、どうするかを考えないといけな
いと、この話は気づかせてくれました。

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    ◆ 最善をつくした、その上の目標 ◆
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とはいえ、一度マンネリになってしまった仕事を楽しめるようにするた
めに、先ほどのサーモン職人のように3つの「E」を持ち込むのは、簡単
なことでないと感じます。

なぜ、仕事をマンネリだと感じるのでしょうか?
博士は次の3つのように考えていることが原因だと指摘しています。

1.仕事は無意味である
  → 誰にも役に立つことがないと思っている

2.仕事は退屈で月並み
  → 多様性もチャレンジもなく成長できないと思っている

3.ストレスが多い
  → 仕事そのものに疲れを感じる

といっても、ルーチンワークはマンネリになり易いんだけどな・・・
と思っていたところ、博士は、アイロンをかける職人の話を教えて
下さいました。
ワイシャツに毎日アイロンをかける職人なのですが、

「お客様が新品かと思うような仕上げにする」

という目標を持って毎日集中して取り組んでいるそうです。

このように、出来るだけ全ての事に最善を尽くすようにすることや
それから更にもっと良くしようと、目標を見つけることが、仕事を
マンネリにしないことに役に立つというのです。

通常、人はマンネリ状態になると、仕事以外のことに気持ちを捉われ
て、集中できなくなるそうです。
自分で要求レベルを超える目標を考え、仕事自体に注意(心的エネ
ルギー)を注ぐことで、仕事は面白くなるというメカニズムだそうです。

そのために、次のようなことを仕事の中で考えるのが良いようです。

1.仕事において何が起こっているかに注意を集中する

2.今の状態が仕事をする唯一のやり方だと思い込まない 
  よりよいやり方を考え実践することを楽しむ

3.あらゆるチャレンジに目を向ける

人生の中で40%は仕事に時間を費やしているといいます。
仕事を楽しむために3つの「E」を取り入れ、集中することで人生
そのものが楽しみになるような目標を考える年末にしたいと思います。

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関連リンク

「チクセントミハイ博士特別セミナーレポート」
(株式会社翔泳社 Biz/Zine にリンク )

弊社主催のWINセミナー M.チクセントミハイ博士講演会の内容が、株式会社翔泳社 によりBiz/Zineに記事掲載されました

 

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