2013年1月発行 BCon Info 1月号 明日の可能性をひらくイノベーション 


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013/ 1/22━┓
   ◆ 明日の可能性をひらくイノベーション ◆
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━  BCon Information ┛

 

仕事始めから早いもので、約2週間が経過しました。
今年の年初は、部門全員が「My Innovation」を宣言することから始まり
ました。

イノベーションは、「これを変えたい!」という個人が持つ「強い想い」
から始まることが多いようです。
個人が「強い想い」を持つからこそ、想像を超えた沢山の困難を乗り越え
ることができ、夢物語に思えるようなことが現実になっていくというのは、
これまでの歴史を見ても確かなことのように思います。

しかし、イノベーションは、1人ではなかなか起せません。
今回は、他者と一緒になってイノベーションを起すために、大切にしたい
考え方についてご案内します。

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    ◆ 人と人との絆がもたらす資産 ◆
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イノベーションを起すために大切にしたい考え方の1つは、「社会関係資
本」を充実させるということです。

資本というと、株式などの金融資本、人材の能力・資質などの人的資本と
いったものをイメージされる方が多いと思いますが、社会関係資本とは、
「人と人が関係性を持つことそのものが資本」という考えです。

実際に、多くの研究で人の結びつきが人や組織の活動成果を高めることが
実証されています。特に企業組織では、人についた知識である暗黙知を伝
播させることに役立つといわれています。
暗黙知は他社にマネされにくく、うまく活用できればイノベーションに繋がる
貴重なリソースとなります。

組織の学習で重要なことは「何を知っているか(What)」ではなく、「誰が何
を知っているか(Who knows what)」をみんなが知っていることと、人につい
た暗黙知を効果的に引き出せることです。
これは人と人との密な繋がりを築くことによって、実現可能となります。

私自身もうっかりすると、社内へ発信したい情報をメールだけでとどめて
しまったり、情報共有サイトへ投稿するだけで満足してしまいます。
「共有したつもりが、誰にも伝わっていなかった」ということが、デジタルだけ
の世界で進めると起こってしまいます。

デジタルでの共有だけでなく、人と人との繋がりから知の共有を進めるに
は個人が意図して、他の部署の人と繋がろうとしないと業務の範囲以上に
は繋がりが広がりません。

自分自身が専門知識を持つ努力をすることはもちろんですが、さらに社会
関係資本を意識して、業務を越えた活動を1つでも実行することがイノベー
ションの足がかりの1つになるのではないでしょうか。

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  ◆この人となら乗り越えられる!という感覚◆
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もう1つの大切にしたい考え方は、「How can We do it?」という思考です。

頑張ろうと真面目に考えれば考えるほど、志が大きければ大きいほど、自
分の能力不足を実感してしまいます。

もっとこのスキルがあれば・・・。もっとこの知識があれば・・・。
と、ついつい今の自分で頑張ることを考えてしまい、現在のスキル・知識
の足りなさばかりに目がいってしまいます。

皆様も色々考えていたけれども、今の自分には難しいと思い込んで、結局
行動に移せなかったといったことはありませんか?

そんな自分にうんざりしていた時に、同志社女子大の上田信行教授から教
えて頂いた言葉があります。

合言葉は、Can I do it?(私に出来るかな?)
ではなく、How can We do it?(どうやったら私たちに出来るかな?)です。

心理学の研究で、「個人がひとりで出来ること」と「他者の助けを借りれ
ば出来ること」の間には心理的な距離があることが知られています。

これを上田教授は人の動機の大切な要素だと解釈しています。
人は「現時点の能力」ではなく、「近い将来どのようなことが出来るよう
になるのか?」という未来に繋がる発展の可能性に目を向けることでモチ
ベートされるということです。

何かをしようと思ったとき、ひとりの力では難しいものであったとしても、
誰かと協力しあって経験していくことで、目標を「夢物語」で終わらせず
「憧れ」に近づいていける。
自分で意識しながら他者と協働すれば、自分の可能性がどんどん広がって
いく。

人の可能性というのは「他者の存在」で変えていけるということです。
「あなたがいるから頑張れる」「君と一緒だからもっと上を目指せる」

自分がそう思える人は周りにいるでしょうか?
そして、自分はそう思われる人になるように努力しているでしょうか?

イノベーションの第一歩は、今の自分の能力に目を向けすぎて限界を作っ
てしまわず、この人となら!と思える仲間と共に挑戦してみる勇気が必要
ではないでしょうか。

確かな根拠が最初からあるわけではないけれど、この人となら乗り越えら
れるという自信をもてる仲間と一緒に自分たちの可能性を広げ続けること
が、必須の要素だと考えます。

みなさんの組織ではイノベーションを起すために、どのような取り組みを
されていますか?

BConでは、様々な人と一緒に新しくイノベーションの第一歩を踏み出すた
めの自信を醸成するプログラム「I-Lab」と、それを認めて、伸ばすマネジメ
ントプログラム「I-Lead」という新しいイノベーション・プログラムの提供を始
めました。

ご興味のある方はこちらをご覧下さい。
http://www.bcon.jp/service/innovation/propulsion/i_innovation/

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