ネットワンシステムズ株式会社

プロジェクトマネジメントを「組織文化」に! プロジェクトマネジメント業務研修

ネットワークインテグレーター®という言葉を生みだしたネットワンシステムズ株式会社(以下ネットワンシステムズ)は、お客様の目線から多彩なネットワーク技術で課題を解決する企業へと進化しています。

ネットワークという事業の幅は非常に広く、お客様のご要望とそれに対応するために提供する商材・サービスも千差万別です。例えばIP電話の導入は、少なく とも電話機/管理サーバ/ネットワーク機器の設置と工事(配線)を組み合わせた構築作業が必要となります。それらは単品ではなく、お客様の要件を聞いた上 で一つのシステムとして構築することでサービスとして完成します。お客様から受注した仕事の一つ一つが、期限と予算を守りお客様の満足をいただいた上で完 了させるという「プロジェクト」なのです。   そして、それを成功させるためには「プロジェクトマネジメント」を欠かすことはできません。 ネットワンシステムズでは階層別・目的別といった様々な研修が実施されていますが、BConはそのメニューの一つであるプロジェクトマネジメント業務研修(以下育成塾という)のお手伝いをさせていただいております。 今回、ご担当のサービスオペレーション本部 PMO(Project Management Office)部長 野場 文明様にお話をお伺いしました。

ネットワンシステムズにおける育成塾の位置づけを教えてください

一般的なプロジェクトマネジメント研修は、育成塾を導入する前から行われていました。また、業務上の必要性から自主的にPMP(※1)を取得している社員もいました。 しかし全体を見渡してみると、プロジェクトマネジメントのやり方は個人(プロジェクトをリードするマネージャもしくはそのチーム)によってばらつきがあり ました。そこで、ネットワンシステムズとしてのプロジェクトマネジメントを教育して社内全体に浸透させ且つ根づかせる必要があると考えました。

プロジェクトマネジメントについて調べると、プロジェクトマネージャの育成についての情報や研修は沢山ありました。しかし、いざネットワンシステムズへの 導入を考えると、何かしっくりとしませんでした。プロジェクトは優れた一人のマネージャの力によって、ではなく「チームすなわちマネージャを含めたメン バーがサービスオペレーション本部PMO部長 野場文明様何 をどうすれば良いのかを考え、実行することによって成功する」と考えているからです。また、「プロジェクトマネジメントはプロジェクトマネージャがするも の」と考えると、「プロジェクトマネージャがいないからプロジェクトを請けられない」という考え方になってしまいます。それではビジネス機会を失います。 よって、全員がプロジェクトマネジメントを業務として、当たり前にやることとしてとらえる必要があります。また業務ですから「ネットワンシステムズではど うする」が前提となります。業務をスムースに遂行するためには全員が共通用語を使って意思疎通ができている必要もあります。そういった意味で、プロジェク トマネジメントをネットワンシステムズの組織文化の一つにする必要があると考えました。 また、業務教育という観点から人財開発部の協力を得て人財育成の一環である全社教育として認知してもらうことにしました。 プログラムの名前を「プロジェクトマネジメント業務研修/育成塾」としたのもそういった背景があります。

育成塾とはどのようなプログラムですか

5日間(前半3日、後半2日)の「ケース討議」を中心としたプログラムです。 先ほど「ネットワンシステムズではどうする」と述べましたが、それに固執しすぎると現状を肯定するだけになります。つまり、本来どうあるべきかを見失って しまいます。また業務ですから、誰もが実感・共感できるようなプログラムにしなければなりません。そこで、主に2つの工夫をしました。 1つ目は、各事業グループの人たちに現場で実際に遭遇した事例に関するインタビューを行い、ケースをオリジナルで作成したことです。 育成塾ではそのケースに対して「自分だったらどうする」を討議してもらうことにしました。話は少し逸れますが、ありがたかったのはインタビューやケース作 成にご協力いただいた社員の皆さんが「せっかく作るのだから会社の中で必要なものを作ろう」という意識を持って臨んでくれたことです。ケース作りには BConにもお手伝いいただきましたが、そういった意識を持った現場の人たちと協働ができた(というか、私たちスタッフだけが問題意識を持っているわけで はない、ということを改めて確認できた)ことを考えると、現場の皆さんと作成して本当に良かったと思います。 2つ目は、社内標準(ドキュメント、プロセス)の浸透も同時に企図したことです。 基本的に標準はPMBOK(※2)を拠り所としています。しかし、受講者が単純にそれを教えてもらうだけでは「ああ、こういうものなんだ」程度にしか考え ることができません。よって、より身近で具体的な社内の「標準ドキュメント」「標準プロセス」などをカリキュラムの一部に組み込み、当社のスタッフが講義 しています。 プログラムの中で、BConの講師には事例や「顧客の視点とは」など普段忘れがちな情報を提供してもらい、受講者の気づきを促しています。また、参加者同 士のものの見方に対する相互指摘(フィードバック)、日ごろの自分の振り返り(リフレクション)などを組み合わせて、プロジェクトマネジメント業務の進め 方の理解のみならず、「プロジェクトマネジメント業務に対する見方・考え方の変革」にも焦点を合わせました。

育成塾はどのような方が受講していますか

技術担当者と営業担当者です。 最初は、プロジェクトのマネージャやリーダーとしての役割を期待される、現場(お客様先)に出向いている技術担当者を対象者として開催していました。 課題シートプログラムは2010年度から始めたのですが、回数を重ねるうちに「営業担当者にも受けてもらった方が良い」という声が上がるようになりました。そこで、営業担当者と技術担当者が一緒に討議できるケースを作成して、参加できるようにしました。 日常業務では、最初にお客様から案件をお預かりしてくるのは営業担当ですが、話が進んでくると徐々に技術担当者に比重が移り、実際のプロジェクトは技術担 当者が中心になります。プロジェクトマネジメントに営業担当者が介在する余地は少ないのですが、自分たちが担当しているプロジェクトの入り口だけでなく、 その全体像や起こりがちな問題を把握しておけば、お客様と話をする際にその深さ(確認しておくべきポイント、予見される問題など)が変わってきます。 また育成塾を通して職種間で共通言語ができ、自然にお互いの動き方もわかるようになりました。すると、プロジェクトを進める技術担当者だけではなく、営業担当者も含めてお客様と接するネットワンシステムズの全員が「チーム」であるという一体感が生まれてきました。

育成塾を受講した皆様の感想を教えてください

育成塾受講者とその上長にアンケートを実施したところ、 ・現場でのプロジェクトマネジメントの浸透・定着を感じている ・受注した案件をきちんとリード(マネジメント)している、またそれに対して協力している という結果が出ました。 また、育成塾の回数を重ねるごとに、その対象者を選ぶ上司も「誰から受講させようか」と推薦順を考えるようになってきました。意図を持って受講させているため、受講後にプロジェクトマネージャをやらせる、というケースも出てきました。 お客様先に出向いている人だけでなく、社内でサポートしているエンジニアも参加させたい、という声もいただくようになりました。 受講者が育成塾の中で有用だと感じて実践したこと、現場で活かせていることは何かと聞いたところ、それぞれの1位が共通して「リスク管理」でした。リスク管理は難しい、という思い込みを持っていたがそのイメージが変わったという人が多いようです。

もちろん肯定的な感想ばかりではありません。しかし、プロジェクトマネジメントを組織共通の価値観・文化として根づかせようとしているわけですから、根気よく、継続的に実施していく必要があると思っています。

BCon、コンサルタントへの評価・期待することを教えてください

提案段階から立ち上げ・運営まで、一貫して同じコンサルタントが担当してくれたため、狙 いやニーズについては、この企画を推進していく中で常に理解し意識してくれていました。カリキュラムを作る時も「BConがやります」ではなく「ネットワ ンシステムズと協業でやります」という姿勢を持って対応してくれました。アンケートのフィードバックもし易く、お願いしたことを次の育成塾にきちんと反映 してくれています。 企画から初回開催まであまり期間が無かったのですが、ケース作りを含めて期限をきっかり守ってくれました。そのため安心感を持つことができ、大変感謝しています。

育成塾の最大のリスクは講師(コンサルタント)に急病等のトラブルが発生することでした。 その対策として、Bconはメインの講師ともう一人を、ペアでお手伝いいただくという体制をとっていました。実際に、運悪く育成塾の開催中にメインの講師が体調を悪くする、といった事態が発生したのですが、その体制のおかげで滞りなく進めることができました。 育成塾は次年度で3年目を迎えます。プロジェクトマネジメントを更に根づかせるためにプログラムを進化させる必要があります。更に効果をあげるためにも、BConには良い提案をしていただくことを期待します。 ※1.Project Management Professional/プロジェクトマネジメント協会が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格 ※2.ピンボック:Project Management Body of Knowledge、米国プロジェクトマネジメント協会が提供するプロジェクトマネジメントの知識体系 注)PMO部は2011年度の部署です。

ネットワンシステムズ株式会社について
logo.pngネットワンシステムズ株式会社(http://www.netone.co.jp/) は、常に国内外の最先端技術動向を見極め、ネットワーク領域とプラットフォーム領域において、自ら検証した製品に高品質な技術サービスを付加することに よって、お客様のビジネス成功を目的として、生産性を高め、簡便に利活用できるIT基盤ならびにコミュニケーションシステムを提供している企業です。

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